気に入った住まいを見つけたらまずは購入申し込みを
住まいの購入には数多くのステップがあり、入居してもそれで終わりではありません。住まいを維持するという意味では定期的なメンテナンスも必要ですし、不具合が見つかれば保証の範囲内であるかも含めて対応しなければなりません。しかしまずは気に入った住まいを見つけ、購入の意思表示をすることから始まります。購入の意思表示とは申し込みをすることです。申し込みをしたからといって撤回できないわけではありませんが、申し込みをすることで売主、仲介業者、ローンの事前審査など、多くの人が動き出しますので、軽い気持ちで申し込みをするべきではありません。物件の詳細を確認し、疑問点は質問し、希望を伝えた上で、すべて納得して初めて申し込みをするのが普通です。
申し込みをすると、契約に向けての準備が始まります。申し込みの時点で購入希望価格や入居希望日などを記入しますので、それを売主側が確認し、交渉が始まります。中古の住まいでは売りに出されている価格よりも低く、つまり希望価格を値切る人も多いので、売主側が納得しなければ交渉は決裂します。申し込みをしたからといって、必ずその条件で購入できるわけではないことを頭に入れておきましょう。手付金を要求されることもありますが、契約が成立しなければ返還されるかどうか確認しておきましょう。