老犬と快適に暮らしてゆく住まい
まず、犬の場合ですが、長く生きて20年と考えましょう。実際には20年まで生きる犬はほとんどいませんが、たまにいます。でも、15年くらい生きる犬は今では珍しくはありません。そして、その寿命の3年前くらいから、何らかの老化現象が現われると考えましょう。例えば、それまで楽に登れていたソファーや椅子に登るのを失敗し始めます。登ろうとして落下し、怪我をしたりします。老化により足腰が弱るので、これは仕方がないのです。しかし、怪我をさせないように工夫をしないといけません。段々と、その失敗は増えます。ちなみに、何回か失敗するうちに、段々高い所には登らなくなるはずです。が、出来る事ならば、住まいの中の高低差を無くしたり、バリアフリーにするほうがよいです。そのほうが、犬にも快適でしょう。そのうち視力も白内障によりほとんど見えなくなったりする事も珍しくありません。このように、犬を含め、ペットと暮らす住まいはペットの状況に合わせて、ペットが生活しやすいようにしてあげる必要があります。