住まい購入の契約前の重要事項説明について
新築でも中古でも、マンションでも戸建てでも、住まいを購入する際は必ず売買契約書を交わします。売買契約書を結ぶと買主にも売主にも様々な責任が出てきますので、大変重要なステップです。契約書に署名・捺印すると、買主も売主も正当な理由なく契約の解除はできなくなり、どうしても解除する場合は違約金を払わねばなりません。それだけ重要な契約ですので、住まいの売買をする際には契約を結ぶ前に必ず重要事項の説明というのがあります。必ず口頭で宅地建物取引主任者の資格を持つ者が行わねばならないと法令で定められていますので、紙だけ渡して読んでおいてください、というようなことはありません。説明者が有資格者であるかどうかも確認しましょう。
重要事項の説明と、契約を同日に設定する仲介業者もありますが、できれば内容を再確認する時間を取ってもらったほうが良いです。その時は納得したように思えても、後から疑問点が出てくることはよくあります。契約してから疑問点が出てきては遅いので、スケジュールが合えば日程をずらしてもらうほうが安心です。マンションの場合は敷地の権利関係をよく確認しましょう。借地権がないか、などがチェックするポイントです。中古の住まいなら、前の所有者の抵当権が抹消されているかどうか、土地利用に期限が設定されていないかどうかを確認しましょう。